転んだり階段で滑ったりしてしまい、頭を打ってしまうことはしばしばあります。頭を打ってしまったときに注意しなければならないのは、どのような症状なのでしょうか。日々救急の第一線で多くの患者さんに向き合い、アメリカでも活躍された国際医療福祉大学成田病院 救急科部長の志賀隆先生にお話をお伺いしました。(なお、子どもの場合については別記事をご参照ください。) 危険な頭の「打ち方」と「症状」 頭を打ったときに特に怖いのは、頭蓋内出血(頭の中の出血)で、緊急の脳外科的な治療が必要になることもあります。「打ち方」と「症状」に注意しながら頭蓋内出血のリスクを考えていきます。 危険な打ち方とは? 一般的には、頭を打った時に大きなエネルギーがかかっている場合が危険です。「カナディアンCTルール」という基準などを参考に考えると、受診すべきなのは以下のような場合です。 バイクもしくは車にはねられた バイクもしくは車
![「頭を打ったとき」どう対処する?―大人の場合](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ea1cccce65beb5267894630d459f46a33f6a424/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcarbon-assets.medicalnote.jp%2Fuploads%2Fcontent%2Fcover%2F0%2F544%2Fs800x424_2ad9a012-9ef7-469f-87b3-6acd1d57726d.jpg)