昔から構想されながら一向に動きのない総武線・京葉線接続新線(総武・京葉短絡線)だが、JR東日本が羽田空港アクセス線(東京都心~羽田空港。2029年度開業予定)の建設にいよいよ踏み切ると、これに触発されるように短絡線の早期実現の声がにわかに聞こえ始めている。 【画像】「総武線・京葉線接続新線」のルートを見る(10枚) 東京~千葉間を並走するJR総武線とJR京葉線の2路線を結ぶ新線で、短距離で連絡するため「短絡線」とも呼ばれる。総武・京葉両線は東京を出発後、千葉県船橋市辺りから2kmほどの間隔を保ちつつ、前者は千葉駅、後者は2駅先のJR内房線蘇我駅に到着し、この間の長さはざっと20kmにもなる。 京葉線はもともと貨物専用線として計画されたがやがて旅客との兼用に変更され、1980年代に路線の大半が完成した頃から短絡線構想も持ち上がっていたようだ。 ちなみに京葉線は二俣新町駅(千葉県市川市)付近で