会社更生法下で再建を目指している半導体メモリー(DRAM)世界3位のエルピーダメモリを、4位の米マイクロン・テクノロジーが2000億円超を投じて買収する方向となった。 4日の入札で最も有利な条件を提示し、エルピーダ側が高く評価した。今年2月の破綻前から包括提携を目指していた日米連合がようやく実現し、DRAM市場の占有率で2位に浮上、サムスン電子など韓国勢に対抗する。 関係者によると、4日の2次入札でライバルの韓国のSKハイニックスは応札を断念、米中のファンド連合も条件面で劣った。このため、エルピーダの管財人は週明けの7日以降に優先交渉権をマイクロンに与え、詰めの協議に入る。