評価:★★★★★星5つ マスターピース! (僕的主観:★★★★★星5つ) ■戦後日本人にとっての「世界」であったアメリカ的なるものとヨーロッパ的なるものを超えて 曽田正人さんの傑作『シャカリキ』の記事で、近代スポーツを突き詰めていくと、その果てに「ヨーロッパ的なるもの」が見えてくると書いたことがある。同じように、村上龍などの作品を読んでいると、戦後日本人の自由と解放を突き詰めていくと、「アメリカ的なるもの」へ到達すると書いたことがあります。日本の泥臭ーい世界から、主人公が突き抜けて自己を追求していくと、その果てにある「自由」の象徴として、「世界(=日本的共同体のしがらみから解き放たれたより広い世界)」が、見えるという意味です。具体的にいうと、日本の漫画でもなんでも物語って、、、いや、現実の出世とかでも、日本的しがらみを振り払ってアメリカに留学したりするという話が本当に多い。樹なつみさんの『
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