高いパフォーマンスと多くのベンダによるサポート表明で本命の1つとなった仮想マシンモニタ「Xen」。日本語による情報が少ないXenを、実際に動かしてみよう。(編集部) みやもとくにお<wakatono@todo.gr.jp> 2005/3/8 Xenは、仮想マシン環境を実現するためのソフトウェアです。「仮想化技術のアプローチと実装」で解説したように、仮想化技術は数種類に大別できます。Xenはその中で、最も伝統的な方式を採用した仮想化技術です。 Xenを取りあえず動かしてみよう Xen 1.0の当時はデモCDがありましたが、Xenについて理解するには実際の環境で動かしてみるのが一番良いでしょう。最新版のバイナリインストールキットには、Xenアーキテクチャ版のLinuxカーネルバイナリも含まれています。これを使えば手軽に動かしてみることができます。 なお、Xenを動作させる環境に重要なファイルな
Xenは,英国ケンブリッジ大学コンピュータ研究所で2002年ころに始まった,広域分散コンピューティングのインフラ作りを目指す「Xenoserverプロジェクト」から生まれた。2005年にはXenをベースとしたエンタープライズ・ソリューションを提供するXensource社が発足し,現在では様々な企業がXenに対する支持を表明している。近年のIT環境の複雑化に伴って様々な仮想化の技術や製品が登場し,それらがしのぎを削る中でも,特に高い注目と関心を集めている仮想化ソフトウエアの1つである。 Xenが注目を集めている理由は大きく分けて2つある。1つは非常に高い性能と機能を持ち合わせている点,もう1つはそれがオープンソース・ソフトウエアで構成されているという点である。 まず性能,機能の点であるが,Xenは,後述する準仮想化(パラバーチャライゼーション)の技術を利用することで,仮想化による処理性能の低
こんにちは。KBMJの本多です。今回はRubyを離れ、仮想化技術Xenを使ってCentOS(ドメインOS)上に2つのCentOS(ゲストOS)をインストールしたときの話をします。 そもそも何故CentOS上にCentOSを2つ入れるなんて事をしたかと言うと、 社内で使用するためのテスト用サーバーを1台購入し、2つのチームで 別々に使用したいという要望が出たため、「じゃあ仮想化で」という結論に至ったからです。Xenの仮想化の仕組みは今回割愛して、その時のXenを用いた仮想CentOSのインストールの手順を紹介します。 使用したサーバーのスペックは以下です。 CPU:AMD Opteron 2212 HE (2GHz × 2) 仮想化技術AMD Virtualization(AMD-V)搭載 Memory: 4GB(詳細は分かりませんでしたが、多分DDR2 ECCだと思います。) HDD: 6
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