もちろん、アメリカ生活には良い面もある。 ・日本に比べて安い値段で広い住宅に住むことができる。 ・中等教育までの子供のストレスレベルは平均して低い。 社会的な性差が小さいので、 女子の能力の伸び悩みがほとんど見られない。 ・車で移動するので、特に育児中の人や 満員電車が特に嫌いな人には快適だ。 ・医療制度に難はあるが、 妻が出産した時には大勢の看護婦が システマティックに動いて安心感があったし、 生まれた娘と一緒に家族で部屋に泊まることができた。 自己負担は10%だった。 ・外食は平均したらおいしくないが、 例えば私の好きな羊肉の調理は アメリカのレストランの方が上手い。 しかし、こうした利点がそんなに重要かというと私の答えはNOだ。 基本的にアメリカというのは生活に適した国ではないと思う。 アメリカに求心力があるのは、 能力があるものに何度でもチャンスが与えられるからだ。 私が子供の頃、