新潟県の妙高高原で赤倉温泉街を中心に宿泊業を営む外国人が増えている。後継者難などから売りに出された空き物件を買い取り、スキーや温泉を楽しむ訪日観光客(インバウンド)らがくつろげる空間を提供している。地元は「地域の活性化につながる」と歓迎している。 同県妙高市観光商工課によると、赤倉周辺で営業するホテルや旅館、ペンションは2014年度に63軒あった。赤倉を含む妙高高原地区で外国人が購入した空き物件は昨年12月現在、ホテル・旅館などは23軒。このうち半数近くが赤倉周辺という。 同市内で旅行業や不動産仲介業などを営む神田幸夫さん(66)によると、外国人が購入する動きが始まったのは5年ほど前から。外国人が求める空き物件は、数百万~4千万円の小規模なペンションや旅館、ホテルが目立っている。 今シーズンも数軒がオープン予定。ロッジ「Yuki Dake(雪だけ)」は昨年末、通称赤倉銀座通りに面する温泉街