演出クリエイティブの最前線であり総決算 ー紅白歌合戦の舞台美術ができるまで 大塚信広(NHK)× 森内大輔(NHK)× 東市篤憲(A4A)× 小嶋寛郎(STEADY) 日本全国、世代を問わず楽しめる国民的番組「紅白歌合戦」。1951年の放送から数えて68回。現代日本の大晦日は、この一大コンテンツとともにあったと言っても過言ではないだろう。そんな紅白歌合戦、ここ数年はモーショングラフィックスやAR、プロジェクションマッピングなどの技術も大胆に取り入れており、ある意味で日本のエンターテインメント産業の現在地がどこにあるかを示す指針にもなっている。その裏側では、どのような準備が行われていたのだろうか。2017年の紅白歌合戦で総合演出を手がけたNHKの大塚信広さん(写真・中央左)、チーフデザイナーを務めたNHKの森内大輔さん(同・中央右)、そして各アーティストの演出や映像のディレクションを担当した