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はじめに 他分野のエンジニアに「1回のミーティングで車載OSについて教えて」と相談されることがあったため、その説明の際に使ったメモ書きを共有する。一応、最初に予防線を張っておくと、私自身、車載ソフトウェア業界に身を置くが、「いわゆる車載OS分野の専門家か?」というとそうでもないし、やや距離のある分野の方への説明なので、ツッコミはお手柔らかにお願いしたい。 ISO-26262機能安全について OSという耽美な響きからGeekでTechな話を期待されたかもしれないが、まず国際標準の話から説明を始める。というのも、この点が生命・財産に関わるソフトウェアと、そうでないソフトウェアを分かつ、大きな前提のため、ここはスキップできない。 機能安全とは? 国際標準とは世界で統一的なコミュニケーションを図るための規格であり、Terminologyについては他のどんな文書より定義が厳密なものだが、「1回のミー
追記 (2022 5/29): サーバ代をケチるべくVercelに移行しました。動いていたソースコードは ココ に置いてあります。 あなたの予想に反して、このページが見えているでしょうか?このWebサイトは自作OSのKerlaが提供しています。 これは自作OS Advent Calendar 2021の23日目の記事です。 自作OS「Kerla」の紹介 Kerla(かーら)はRustで書かれたLinux ABI互換モノリシックカーネルです。今年の春頃から作り始め、DropbearというSSHサーバが動作する程度には基本的なUNIXの機能が実装されています。具体的には、ファイルの読み書きやUDP/TCPソケット、fork/exec、シグナル、擬似端末といったものです。 カーネル実装の雰囲気を軽く紹介すると、Kerlaでは以下のようにシステムコールが実装されています。 /// write(2)
マイクロカーネルは浪漫に溢れる非常に作りがいのあるソフトウェアです。この記事は,「マイクロカーネルベースのOSの一から作ってIaaSで動かす」ことを目標に作ったマイクロカーネルベースのOS Resea(りーせあ)の設計と実装について軽くまとめた物です。 ソースコードはGitHubにあります。 マイクロカーネルとは Linuxのようなモノリシックカーネルでは色んな機能がカーネル空間で動きますが,マイクロカーネルではユーザプロセスたちが互いに通信しながらOSを作り上げます。プロセス・スレッド・仮想メモリ管理,プロセス間通信,タイマーといった必要最低限の機能だけをカーネルが担います。デバイスドライバやファイルシステムといった残りの機能は,独立したユーザプロセスとして動きます。たとえデバイスドライバが暴走しても他のコンポーネントを壊すことはないのです。マイクロカーネルは信頼性が高く,疎結合で美しい
お手製のCPUの上で自分で作ったOSを動かすというのは、割と夢のある行為だと思っていて、今回それを一定のレベルですることができたので、簡単に内容についてメモをしておこうと思います。 曖昧な日本語を読むより、プログラムを読むほうが速いと思う人は、駄文を読まずにGitHubを見てください。 https://github.com/moratorium08/osmium/ 僕が書いたのはOSだけで、コアはATPが書きました。また、乗算命令の実装はdaiが書きました。 https://github.com/hitohira/yokyo 概要 RustでフルスクラッチでRISC-V(rv32im)で動作するOSの実装をしました。OSを実装するにあたり、ページングやカーネルとユーザーモードでの権限切り分け、割り込みなどの仕様を考える必要があり、これもRISC-VのPrivilegeの仕様書に従ったものに
OpenBSD、1985年に追加されたIntelの最新の誇大広告された機能を使わないことにより脆弱性を華麗に回避 “We didn't chase the fad of using every Intel CPU feature” | Hacker News 'Re: CVE-2018-8897' - MARC 前回の記事であるIntelの古いマニュアルを誤読したために生じた脆弱性では、IntelのCPUがスタック切り替えるためにss/spレジスターをアトミックに更新する汚いハックとして、ssレジスターが変更された直後の1命令は割り込みが遅延される古い仕様があるが、多くのOSはこの古い仕様を把握していなかったため、ssレジスターを変更した直後の1命令でカーネルモードに入り、かつハードウェアブレイクポイントが設定されたことにより割り込みを起こせば、カーネルモードに入った直後にカーネルのコード
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? ルール 随時更新 ある程度触っているか興味があって、かつ書きやすいものだけ 原則としてサポート中のものと可能な限りその1つ前のもののみ記載 RTM(Release To Manufacturing: 量産開始)とGA(General Availability: 一般公開)が共に設定されている場合はGAをリリース日とする リリース日は資料によってまちまちなことがあるので、その場合一番信頼性の高そうなものをソースにしている 存在する場合、メーリングリストへの通知メールの日付を正としている。これはサポート終了日(End Of Life: EO
2. 16bit~32bitパソコンの時代 (1990年代前半) ● いろんなメーカーからいろんなパソコンが出ていた。 ● アーキテクチャが製品ごとにバラバラ! ○ CPUが違う (68000, 80386, … 仮想記憶もなかったり貧弱だったり .) ○ メモリも違う (基本オンボード、増設 RAMは製品ごとに独自規格 ) ○ 周辺回路も違う (PCIでもISAでもない独自バスが製品ごと、メモリマップも ) ○ コネクタも違う (キーボードはキー数、プロトコルもそれぞれ違う ) ○ サウンド機能は豪華だったり貧弱だったり (ビジネス用の製品ではビープ音のみ、など ) ○ USBはない、マウスは機種によっては標準添付だがオプションの製品も ○ ハードウェア仕様は書籍で入手、データシートそのものの入手は難しいことも ● LANはないわけではないが高価(10BaseT 8ポートHUBが数万円し
自分は本の草稿に誤字脱字探しをしつつ好き勝手言う係としてちょっとだけ手伝った。せっかくなので宣伝してみる。 この本はコード読みブログやアーキテクチャ解読ブログをまとめたような体裁になっている。といっても各章バラバラではなく、本としての連続性はある。そして OS というものを包括的に解説するかわりに Android の特徴的なところ、たとえば GUI フレームワークや VM のランタイムなど、をつまみ食いしている。これは正しいアプローチだと思う。伝統的な OS の話をしだすと Android ってだいたい Linux だからね。Android に限らず、この「伝統的な OS の上にあるプラットホームのレイヤ」の中身を説明した本は少ない。 そこが面白い。 この本の欠点は文章がけっこう slippery なところ。悪い意味でブログぽいというか同人誌ぽい。ただそれは「支える技術」シリーズに共通する
開発企画室の佐島です。 今月もGREEを利用して頂いているクライアントのUA比率を公開します。 グラフは以下のデータを元に作成しています。 { "os": { "Android": 64.3, "iOS": 35.7 }, "version": { "Android": [ { "percent": 30, "name": "4.2" }, { "percent": 27.3, "name": "4.4" }, { "percent": 16.6, "name": "4.1" }, { "percent": 14.5, "name": "4.0" }, { "percent": 8.7, "name": "2.3" }, { "percent": 2.8, "name": "other" } ], "iOS": [ { "percent": 45.3, "name": "8_1" }, {
Access data insights across all devices. Track player behaviors specific to your app. Analyze user behavior the way you want. Act upon the insights in real-time to customize user experiences. Optimize graphics quality & performance dynamically for every device With LiveTune, you can optimize the graphics quality for every device in real-time. By iterating and optimizing with real-world data contin
スマートフォン向けの「第3のOS」として期待を寄せられる「Tizen」。そのTizenを主導する企業のひとつ、インテルが開発者向けに技術セミナー「Tizen Developer Lab 東京」「Tizen Developer Lab 大阪」を開催(関連記事)。Tizenの特徴やアプリ開発のメリットなど、さまざまな情報が提供された。本稿では、「Tizen Developer Lab 東京」の模様をお伝えしよう。 HTML5とネイティブで開発できるTizen Tizenは、オープンソース陣営のLinux財団が開発を主導、ビジネス化をグローバルな企業が担当するという、ふたつの方向性からプラットフォームの構築が行なわれている。現在、OSとしてはバージョン2.1で、7月にはバージョン2.2が登場する予定となっており、これらをベースにSamsungが今年中にも端末をリリースする計画だ。 Tizenは、
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