ノートパソコンに小さなカメラが付くことが多くなってきた。相手の顔を見ながら話すテレビ電話などに使われているが、米国では他人の生活ののぞき見に使われたり、逆に泥棒の逮捕につながったりという意外な「活用」例もある。 悪用したのは、ロサンゼルス近郊に住むパソコン修理の技術者(20)。地元紙によると、修理したパソコンにスパイソフトをひそかに組み込み、「カメラのセンサーの修理のため、パソコンを湯気に数分間さらしてください」という偽のメッセージが表示されるようにした。 利用者が風呂場にパソコンを持ち込んでシャワーを浴びたりしたところを自動的に撮影して送信。8日逮捕された技術者のパソコンから、半裸や全裸の女性の写真が多数見つかった。 防犯に役立つ例もある。 米ABCテレビなどによると、サンフランシスコ近郊に住む男性は3月、自宅に忍び込んだ泥棒にパソコンを盗まれた。このパソコンには防犯ソフトが組み