子供たちと市長たちが、さだまさしさんの「がんばらんば」を踊り、フィナーレを飾った=10日午後、長崎市茂里町、金川雄策撮影 長崎市で開かれていた平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長、134カ国・地域の3047都市加盟)の総会が10日に閉会。2020年までの核兵器廃絶を目指して段階的な道筋を示した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」について、来年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議での採択を目指すとする「ナガサキアピール」を決議した。 アピールはまた、核保有国の指導者らに被爆地の広島、長崎両市を訪問するよう求めた。秋葉会長は閉会式で「この総会を出発点に2020年までの核廃絶を目指す。我々はオバマジョリティー(核廃絶を願いオバマ米大統領を支持する多数派という意味の造語)だ」とあいさつした。 平和市長会議は世界の都市が核廃絶に向けて国を超えて連帯する。4年に1度の総会には18カ国134都市と26団