(CNN) スウェーデンの首都ストックホルム近海で不審な船が出現したとの情報で軍が捜索を行う中、同海域で観光用として使用されている小型潜水艦に注目が集まっている。 潜水艦でのツアーを実施しているのはラッセ・シュミット氏。同氏は海軍が射撃訓練の的として利用していた小型潜水艦を譲り受け、ストックホルム周辺の島々が浮かぶ海を遊覧するツアーを催行している。今回の騒動後、この艦が不審船の正体ではないかとの疑念の声が人びとの間に上がっている。 シュミット氏によると、騒動後は電話が鳴りやまない状態だという。予約の電話もある一方で、「軍の出動の原因が我々にあるとして費用を払えと要求してくる」など苦情の電話が大半だという。 軍からは21日に電話で「安全保障上の理由からツアーをやめるように」と連絡があり、シュミット氏は「何かあったのだ」と感じたという。同氏は観光自体は継続しているものの、海軍にルートを連絡する