阿部氏は重複立候補した比例代表中国ブロックでは単独一位。小選挙区の結果に関係なく、当選はほぼ間違いない中、小泉氏がわざわざ応援に入ったのは阿部氏の対立候補が「郵政造反組」の中心人物、平沼赳夫元経済産業相(無所属、平沼グループ)だからだ。 小泉氏が十八日の公示日に第一声を発したのも、二〇〇五年の前回衆院選で「刺客」に名乗りを上げた小池百合子氏の東京10区。神奈川11区で立候補している次男の応援には入らず、公示直前から順次、片山さつき、佐藤ゆかり、中川泰宏、牧原秀樹、林潤各候補ら「小泉チルドレン」のてこ入れに奔走している。