沖縄県の尖閣諸島沖の日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船が事前の通報とは異なる海域で調査を行っているのが確認され、海上保安本部が中止を求めるとともに監視を続けています。 海洋調査船は21日午後2時ごろにも、大正島の北およそ127キロの日本の排他的経済水域でネットや籠のようなものを海中に投入したあと、およそ20分後に引き揚げたということです。 海上保安本部によりますと、この調査船は今月1日から来月15日までの間で調査を行うと事前に通報がありましたが、今回行っていたのは通報とは異なる海域だったということです。このため、巡視船が調査の中止を求めましたが、調査船からの応答はなかったということです。 調査船は午後3時現在、大正島の北北西およそ136キロの日本の排他的経済水域を航行していて、海上保安本部が引き続き、監視を続けています。