九州電力傘下の九州電力送配電(福岡市中央区)が最大1090万口分(電力供給契約の件数)の顧客情報を保存した外部記憶媒体を紛失した問題で、保存していたデータには暗号化・パスワード保護のどちらも施していなかったことが取材で分かった。紛失した記憶媒体は外部SSDだという。 同社によると、暗号化やパスワード保護を施していなかった理由について、「サーバ室は多重の入退室管理が行われており、限られた人しか立ち入れないため、セキュリティは担保されているとの認識だった」と説明した。「当該データはサーバから直接抽出した文字列のデータであり、データの仕様などが分からないと読み解くのは難しい」とも回答している。 また保管方法については、外部記憶媒体を鍵付きキャビネットで保管する運用を始める際、九州電力送配電の社員と委託先社員が現場で口頭合意していたとしている。ただ、「キャビネットの施錠まで明確に指示できていなかっ

