日銀は昨日まで開催していた金融政策決定会合で、大規模緩和の維持を決定しました。マイナス金利も維持、YCCの長期金利上限1%目途も維持です。フォワードガイダンスの変更もなく、従来どおり「賃金上昇を伴う2%物価目標の達成」を目指す姿勢です。まさに完全な現状維持の決定でした。 市場では、今回の会合でマイナス金利解除もあり得る、との観測が広がっていました。それを受けてドル円は一時1ドル141円台の円高になっていました。会合が終わり、マイナス金利解除の見送りが明らかになったことで、ドル円は一気に143円台まで戻しました。ちなみに、私はこの一時的な円高を機に200万円ほどドル転し、地球債をスポットで追加購入しました。 chikyu-pf.hatenablog.com マイナス金利解除の憶測が広がったのは、植田総裁が12月7日の参院選で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したからです