来春に開幕する野球の「関西独立リーグ」のドラフト会議が16日、大阪市内で開かれ、神奈川・川崎北高2年の吉田えり投手(16)が、「神戸9(ナイン)クルーズ」に7位指名された。 今月下旬にも正式契約の予定で、男子選手とともにプレーする日本初の女子プロ野球選手が誕生する。吉田投手は「「こういうチャンスはないと思っていた。夢を与えられる選手になりたい」と抱負を語った。 吉田投手は身長1メートル55、体重50キロ。今月初めの合同入団テストで、右横手投げからのナックルボールを武器に、1回を無安打に抑え、合格していた。 吉田投手は小学2年生で野球を始め、中学時代は軟式野球部。高校入学後は硬式のクラブチームでプレーしていた。 指名した神戸の中田良弘監督(元阪神投手)は「野球をやりたいという女性の目標になる」と期待する。球団側は吉田投手を支援するため、球団役員宅(神戸市内)へのホームステイや通信制高校への転