菊池誠氏の 「水からの伝言」をめぐって を読み、ひっかかったところを綴っていきます。 まず、第1節「「水からの伝言」」の3段落目、「むろんこれはニセ科学である。」と書かれています。 「むろん」と書かれているからには、当然その前段階で「ニセ科学」であるといえる特徴なり何なりの紹介があってもよいと思いますが、それがありません。 だから、「むろんこれはニセ科学である。」などと唐突に言われても、きょとんとしてしまいます。 ちょっと長くなりますが、3段落目より前の部分を引用してみます。 水に「ありがとう」という言葉を見せたのち(水をいれたビンに 文字を印刷した紙を貼って、文字通り”見せる”)、その水で 結晶を作ると水はきれいな結晶を作り、一方、「死ね」などの 言葉を見せた水はきれいな結晶を作らないというのである。 もちろん「平和」は美しい結晶を作り、「戦争」は作らないなど、 言葉と結晶のあいだには