全国一の梅の産地、和歌山県では梅の収穫量は大幅に減少する見通しです。 和歌山県やJAなどでつくる協議会によりますと、県内の梅の主力品種「南高梅」のことしの収穫量は、暖冬の影響で過去10年で最も少なくなる可能性が高いということです。 和歌山市にある産直市場では、先月下旬から「南高梅」などの販売を始めていますがことしは、1キロあたりの平均価格が例年と比べて200円から300円ほど高くなっているということです。 販売する量も、例年の6割から7割ほどに減っていて、店では、ことしは例年より早く梅が売り切れる可能性があるとして、早めに買い求めるよう呼びかけています。 店を訪れた和歌山市の70代の男性は「毎年、梅酒をつけているので買いに来ましたが、ことしの梅は傷が多く、価格が高いと感じる」と話していました。 「産直市場よってって狐島店」の武石一真店長は「ことしは、傷がついているものも多く、量も少ないので