独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田謙一) の松原聰(国立科学博物館名誉研究員)らは、新潟県糸魚川市内の姫川支流で発見された青い石がラピスラズリであることを突き止めました。青色〜藍色の宝石として知られるラピスラズリですが、国内での産出確認は初めてです。今まで、別の鉱物と誤認されたり、他から持ち込まれた転石とみなされたりして、見逃されていた可能性があり、今後、さらなる発見が期待されます。 ラピスラズリは青色から藍色の宝石として七千年以上の歴史を持つ有名な石ですが、その産地は世界的に極めて限定されています。特に、古代から宝石品質のラピスラズリ原石を供給していた産地は、唯一、アフガニスタンの東北部のみであり、古代オリエント、中国、ギリシャ、ローマなどの遺跡、さらには日本の正倉院宝物にも見られるラピスラズリは全て、アフガニスタン産と考えられています。日本国内での産出はこれまで知られていません。

