「小学一年生」など小学館の学年誌には数々の思い出があるという人もいるだろう。創刊は1922(大正11)年。100年を超える歴史がある▼意外なことに、最初に出したのは「小学一年生」ではなく「小学五年生」と「小学六年生」。『「小学一年生」100年の現代史』(野上暁・論創社)によると中学受験を意識する学年をまず狙ったらしい▼「小学五年生」の創刊号の題字がちょっと不思議である。説明が難しいのだが、数字の「五」の字に、上の横棒がない▼今の時代なら「妙な字を教えるな」と苦情が殺到するか。こんな願いが込められていた。上の横棒のない「五」は「伸びるものを上から押さえ込もうと...

