雇用保険などを申請するための厚生労働省の電子申請ソフトに欠陥があった問題で、ソフトのパッチ更新が昨年から滞っている状態であったことが分かった。欠陥があったのは電子申請ソフトが採用しているサン・マイクロシステムズのJava実行環境ソフト「Java 2 Runtime Environment(JRE)」。問題のある電子申請ソフトを使い続けた場合、入力した個人情報が流出する恐れがある。システムの構築は日本ユニシスが担当している。 サン・マイクロシステムズは昨年の12月と今年5月の2度に渡ってパッチを公開していたが、厚労省はこのときも更新していなかった。6月にはサン・マイクロシステムズが、今回の問題の原因となった新たな脆弱性が見つかったと発表している。それを受けて6月26日に内閣官房情報セキュリティセンターがJREを導入している各省庁に注意を促した。しかし、厚労省では対策を講じず欠陥のあるソフトが
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