企業各社にとって、人材戦略は非常に重要な課題だ。人材の育成に当たって、トップは何を思うのか。企業を担う若いITエンジニアに何を求めているのか。 「希望する限り、50歳でも60歳でもエンジニアはできる。自分なりのキャリアの築き方を見いだして」。コンピュータの制御にほれ込んで30年あまり。制御について語るときはいまだに目を輝かせるイーソル 代表取締役社長 澤田勉氏が、若手エンジニアに組み込みの仕事やキャリアについてアドバイスする。 ■週末はプログラマ、イーソルの澤田氏 「目標は最年長のプログラマになることです」と笑顔で話す社長がいる。会社トップに君臨しながら現役のプログラマでもあり、ずっとプログラミングを続けたいと願っている。開発への並々ならぬ愛着ゆえだ。「でもね、私のプログラムは(もう現場では)使ってもらえないのですよ」と謙遜(けんそん)して笑う。 いまはどんなプログラムを作成しているのかと