障害者が通所施設で提供される昼食の代金について、厚生労働省は27日、来年度から全額を利用者負担とする検討案を示した。週5日利用する人は月6千円以上増えることになり、実現すれば入浴や食事などの生活介護サービスだけで約27万人いる利用者らは大きな負担増となる。 来年4月の障害福祉サービスなどの報酬改定に向けた検討会で提案した。生活介護や就労支援などを受ける通所施設での昼食代は、世帯収入が年約600万円以下の障害者の場合、今は1日約230円の食材費を負担している。施設が調理した時の人件費(1日約300円)は公費で賄っているが、厚労省はこの費用も利用者負担としたい考えだ。 <アピタル:ニュース・フォーカス・その他> http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(生田大介)