河野太郎外相は29日、外務省で開かれたアジア各国に駐在する日本の大使らを集めた会議がマスコミに公開で行われたことに怒りをあらわにした。 河野氏は会議の冒頭、「本省の方針を伝達する大使会議にメディアが入っていたら、本省の方針を伝達できない」と強い口調で述べ「次からこういう場はメディアなしでやる」と非公開で行う方針を示した。 同会議は毎年、マスコミに公開して行われており、河野氏の突然の怒りに出席者は戸惑いの表情を浮かべていた。 河野氏は会議で、2022年の国連安全保障理事会の非常任理事国を決める選挙に関し、日本に対する支持が増えるよう各国での働きかけを強化することや、対北朝鮮の安保理制裁決議を全ての国が完全に履行するため、必要な能力構築支援を実施していくことなどを訓示で述べた。