レニー・ハーリン監督の映画『ディアトロフ・インシデント』のワンシーン。ロシアの映画配給会社A Company Russia提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / A COMPANY RUSSIA 【2月4日 AFP】1959年の冬、旧ソ連領ウラル山脈(Ural Mountains)で若い登山者9人が謎の死を遂げた。以後約60年にわたってこの事件は、宇宙人の関与から核実験の失敗まで数知れぬ仮説を生み、ロシア人の想像をかき立ててきた。 いわゆる「ディアトロフ峠事件(Dyatlov Pass Incident)」だが、経験豊かな登山者一行の死因について、1月28日付の国際科学誌「コミュニケーションズ・アース・アンド・エンバイロメント(Communications Earth and Environment)」に掲載された新たな調査報告は、自然現象によるものだという説を後押ししている。