ソニーは8月19日、クラウドサービスで個人情報を分離してユーザーデータを保存できるシステムを開発したと発表した。クラウドに不正アクセスされた場合でも個人情報が守られる構造になっているという。第1弾として今秋から、FeliCaカードを活用する電子お薬手帳の試験サービスを川崎市で始める。 新システムでは個人情報とデータを分離し、データのみをクラウド上に保存。個人情報はユーザーのカードに記録する。個人情報とデータは共通IDでひも付けられており、サービス利用時にはカードから共通IDを読み取ることでクラウド上のデータと一致させる仕組みだ。 一般のクラウドサービスがユーザーの個人情報とユーザーの使用データがペアでクラウド上に保存する形になっているのに比べ、不正アクセス被害を受けた場合でも、データだけでは個人情報と結びつけることができないため、セキュリティレベルが高い構造を実現しているという。 第1弾と