「既存システムを補完する情報インフラとして定着した。効果や品質も十分」。建設技術コンサルティングを手掛ける日本工営 技術本部技術企画部情報基盤センターの小松淳センター長は、同社が使う「フリーミアム」のクラウドサービスをこう評価する。 同サービスを活用して日本工営が構築したのは、全社の情報共有の基盤システムだ。国内外の事業拠点を結んだ、国際電話やオンライン会議、社員間の情報共有などに使っている。同社は世界80カ国で事業を展開する。 日本工営にとって、この基盤システムの構築・運用コストは限りなくゼロに近い。毎月の国際電話料金を100万円以上削減。オンライン会議システムも、従来は初期費用だけで数十万円かかっていたところを、タダ同然で構築できた。