アプリケーションの脆弱性が相次いで発見され、ネットや新聞などのメディアで大きく取り上げられている。 脆弱性対策に追われる現状から脱却するソリューションとして、注目を集めているのが導入や運用が容易な「クラウド型WAF」だ。今回は、ウェブセキュリティのスペシャリストとしてクラウド型WAFを提供しているシマンテック・ウェブサイトセキュリティのTrust Services プロダクトマーケティング部 上席部長の安達徹也氏に、クラウド型WAFについて2回にわたり話を聞いた。 ―― WAFが注目されている背景について教えてください。 標的型攻撃をはじめとする、企業を狙うサイバー攻撃が増加しています。また、その攻撃対象は従来の大企業から中堅・中小企業にシフトしています。中堅・中小企業は、大企業の関連会社であったり下請け会社であったりするケースが多いので、セキュリティ対策の不十分なところを攻撃して、本丸で