FBIの児童ポルノ事件捜査に関連し、Firefoxの脆弱性を突いてTorの秘匿サービスに不正なコードを仕掛けたのではないかとの見方が強まっている。 通信匿名化ツールTorを使ったサービスが、WebブラウザのFirefoxの脆弱性を突いた不正なコードを仕掛けられていたことが分かった。米連邦捜査局(FBI)の児童ポルノ事件捜査に関連して、捜査当局がユーザーを割り出す目的でマルウェアを仕込んだのではないかとの見方が強まっている。 Torのブログによると、8月4日ごろ、サーバを運用できる秘匿サービスのアドレスが、大量にTor Networkから消えているとの情報が匿名で寄せられた。突然サービスが利用できなくなったり、不正侵入されたり、攻撃用のJavaScriptが仕掛けられたりしたという情報が飛び交っているという。 秘匿サービスは、ユーザーが身元を明かさずにサーバを運用し、匿名で情報を交換するなど