米マイクロソフトの「Skype for Windows」や米スラックの「Slack」といった多くのアプリに深刻な脆弱性が見つかった。2018年1月18日に報告された「CVE-2018-1000006」だ。この脆弱性を悪用すると、ユーザーが特定のURLにアクセスするだけで、攻撃者が指定した任意のプログラムが実行されてしまう。 なぜ、多くのアプリに同時に脆弱性が発生したのか。理由は、これらのアプリが共通して「Electron」というフレームワークを利用していたためだ。Electronに脆弱性があり、Electronを利用している複数のアプリにも脆弱性が発生した。 Electronは、米ギットハブが開発したオープンソースのアプリ開発用フレームワーク。同社がテキストエディタ「Atom」を開発する過程で生まれたものだ。Electronを利用すると、HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb
昨年10月に報告した、Electron製アプリケーションを起動した際にアプリケーション外のnodeモジュールを読み込んで実行されてしまうという脆弱性が修正された。 JVN#00324715: Electron における Node モジュール読み込みに関する問題 正確には、修正は報告とほぼ同じタイミングにリリースされた v0.33.5 で修正されていたが、4月まで公表がずれ込んだようである。 Changelog: Don't add paths outside the app to Node module search paths in packaged app.Release electron v0.33.5 · electron/electron (https://github.com/electron/electron/releases/tag/v0.33.5) つまり、v0.33.5
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