IoT(インターネット・オブ・シングズ)機器のセキュリティ脆弱性の問題が2016年末、相次いで判明した。一般消費者向けのPC周辺機器で2機種が出荷停止などを迫られた。IoTの本格的な普及を前に、メーカーや利用者は一段とセキュリティ意識を向上させる必要がある。 PC周辺機器大手のアイ・オー・データ機器は2016年11月、携帯型Wi-Fi(無線LAN)ストレージ「ポケドラ WFS-SR01」にセキュリティ脆弱性があると発表。店頭在庫を回収し、一時販売停止に踏み切った。この時点での出荷台数は約2万3000台(関連記事:アイ・オー・データの「ポケドラ」一部機種にtelnetで遠隔操作される脆弱性、販売を一時停止)。その後、脆弱性を解消するための対策ファームウエアを提供。これを適用済みの製品の販売を再開している。
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