「お客さんも、ハッカー?」 ラスベガスでタクシーを拾い、シーザーズ・パレスホテルで開かれている「DEF CON」に行ってくれと伝えると、運転手はすかさずこう聞いてきた。彼に汗がにじんでいるのは、40°Cを軽く超えるこの街の熱暑のせいだけではないのかもしれない。 まる1週間というもの、ラスベガスの街は猜疑心の分厚い雲に覆われる。世界中のハッカーたちが、7月の最終週に相次いで開催される2大サイバーセキュリティカンファレンス「Black Hat」とDEF CONに参加するために、この歓楽都市に集まってくるからだ。シーザーズ・パレスは、25周年を祝うDEF CONの会場となったが、同施設内のUPSストアには、「USBメモリからの印刷お断り」という注意書きが貼り出されるほどだった。街じゅうにハッカーがあふれているとなれば、そこまで慎重になるのも無理はない。 どこに行ってもハッカーだらけ。DEF CO
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