IOActiveが34社のSCADAアプリケーションをGoogle Play Storeから無作為に抽出してテストした結果、計147件のセキュリティ問題が見つかった。 産業制御システム(ICS/SCADA)のモニタやコントロールに使われるAndroidアプリケーションのセキュリティ問題は、IoTの普及に伴って悪化の一途をたどっている――。セキュリティ企業のIOActiveが1月11日、そんな調査結果を報告した。 IOActiveの調査は、モバイルSCADAアプリケーションに対する攻撃の可能性を探る目的で実施した。こうしたアプリケーションを攻撃すれば、産業プロセスや産業ネットワークインフラに直接的、間接的に影響を及ぼしたり、SCADAオペレーターに干渉して意図せずシステムに損害を与える行為を実行させたりすることも可能だと指摘する。 今回の調査では、34社のSCADAアプリケーションをGoog