自動車業界のホットな話題であるコネクテッドカーや自動運転車。例えばスウェーデンのボルボやドイツのBMWは4G LTEを利用して、“コネクティビティー”を実現する車車間通信に取り組んでいる。ただし現状では通信事業者の存在感は極めて薄い。今後に向けた課題を探る。 コネクテッドカーや自動運転車について議論するカンファンレンス「Future Connected Cars USA」が2016年5月10〜12日にかけて、米国カリフォルニア州サンタクララで開催された。通常、このような自動車業界の集まりにおいて語られる“コネクティビティー”の位置付けは「あって当たり前の環境」。つまりコネクテッドカーを実現するための要素の一つにすぎない。言い換えれば、この業界における通信事業者の存在感は無きに等しい。それが今回のカンファレンスでは、車車間(V2V:Vehicle to Vehicle)通信が話題となり、米ク
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