カナダのBlackBerryが2018年11月16日(現地時間)、AI/機械学習技術を活用したセキュリティソフトウェアの新興メーカーである米Cylanceの買収を発表した。BlackBerryと言えば“物理キーボード付きスマートフォン端末”メーカーとしての印象も強いが、すでに現在の同社ビジネスの主軸はそこにはない。Cylanceの買収も、BlackBerryが進める新たなビジネス領域でのビジョン実現と成長を促す選択だと言える。 EMM市場で「Enterprise of Things(EoT)」ビジョンを掲げるBlackBerry 発表によると今回の買収は、14億米ドルの現金と未確定の従業員インセンティブ報酬の引き受けによって、BlackBerryがCylanceの全株式を取得するかたちで行われる。規制当局の承認などを経て、2019年2月までに買収は完了する見通し。買収完了後も、Cylanc