マカフィーは4月17日、「2016年第4四半期の脅威レポート」をもとに報道関係者向け勉強会を開催した。 セールスエンジニアリング本部 本部長 櫻井秀光氏によると、2016年第4四半期は「世界中で1分あたり176件のサイバー上の脅威」を検知したという。 第4四半期は第1四半期に比べて減少しているが、ファイルレスマルウェアは観測に含まれていないこと、マルウェア製作者の嗜好の変化などが考えられるそうで、年々、新種のマルウェアが増えている傾向には変化がない。 Mac OSマルウェアは245%急増 櫻井氏も「驚いた」というのが、Mac OSのマルウェアが急増している点だ。増加の原因は、アドウェアの急増によるもので、フリーツールなど広告を表示してサイトに誘導するものやメールの添付ファイル、ウェブの脆弱性、不審なウェブサイトを経由して感染が広がったと分析している。