先日ご紹介した作家の市野耕さん。 その市野耕さんが作るトルコブルー葉紋皿の魅力について触れていきたいと思います。 市野耕さんのトルコブルー葉紋皿の器 きれいな緑色の器ですよね(^―^) 市野耕さんのトルコブルー葉紋皿の特徴は、「伝統技法を用いた鎬(しのぎ)」「トルコブルーのクリアな色味」「細かい貫入(かんにゅう)のテクスチャー」です。 市野耕さんの器をご説明するにはまず、伝統技法からご紹介させてもらった方がわかりやすいと思いますので、先に市野耕さんにゆかりのある丹波焼の伝統からお話をさせてもらいますね。 丹波焼の伝統を引き継ぐ市野耕さんの鎬 市野耕さんは丹波焼の産地である篠山市のご出身で、ご実家がその丹波焼の窯元なのです。 丹波焼の特徴と言えば、器の表面を削り、凹凸をつけて風合いを出す「鎬(しのぎ)」、そしてスポイドなどを使って釉薬や土で立体的な線を描いていく「イッチン」、2種類以上の化粧