コレラ終息めど立たず=ハイチ、感染全土に拡大−死者3600人超 コレラ終息めど立たず=ハイチ、感染全土に拡大−死者3600人超 【カルフール(ハイチ)時事】昨年1月の大地震被害にあえぐカリブ海のハイチに、追い打ちをかけるようにコレラがまん延し、住民の生活を脅かしている。昨年10月に感染が広がり始めて以降、死者は3600人を超えた。今ではハイチ全土で患者が出ており、終息のめどは立っていない。 首都ポルトープランスから西方約20キロにあるカルフールでは、日本とカナダの赤十字社が昨年12月中旬にコレラ治療センターを立ち上げ、24時間態勢で患者を受け入れている。最も多い時で1日の新患数は80人を上回り、五つの病棟があふれかえった。 今もテント内のベッドには憔悴(しょうすい)した表情の患者が横たわり、点滴を受けている。入院2日目という18歳の女性は「胃痛と下痢がひどかった。手洗いをしっかりしなか