著者:沓掛 良彦出版社:岩波書店装丁:単行本(ソフトカバー)(256ページ)発売日:2014-05-17 ISBN-10:4000291327 ISBN-13:978-4000291323 内容紹介: デシデリウス・エラスムス(一四六九‐一五三六年)は、一六世紀を「エラスムスの世紀」と呼ばしめるほどヨーロッパの知的世界に君臨し、決定的な影響を与えた。『痴愚神礼讃』をはじめ膨大な作品を遺し、古典学者や平和主義者など日本ではあまり知られていないさまざまな姿をもった"普遍的文人"の全貌に迫る、初めての本格的概説書。 現代を予見した「もの書く男」エラスムスはルターとの対比で語られることが多い。行動派で勇猛果敢な後者に対して、前者は思索的で優柔不断な人と、どちらかといえばエラスムスに分が悪い。しかし、本書を読むと、こうしたイメージは一変する。 「もの書く男」としての生涯を貫いたエラスムスは、当時の絶
![『エラスムス――人文主義の王者』(岩波書店) - 著者:沓掛 良彦 - 水野 和夫による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6d4a4f5b59221814df0d5040b9926d83f5eabd87/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fallreviews.jp%2Fapi%2Fimage%2Fcontain%2F1200x630%2Fhttps%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51kmFW4d4rL.jpg)