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樋口一葉に関するflorentineのブックマーク (4)

  • 樋口一葉の「断る力」 - 蟹亭奇譚

    樋口一葉と『文學界』の男たち - 蟹亭奇譚の続き。 お母様はなぜ阪を婿にするのを断ったのでしょう? http://b.hatena.ne.jp/matasaburo/20090918#bookmark-16092369 id:matasaburo さんから上のブコメをいただいた。これは断って当然だろう、と僕は思いこんでいて、元の文章を読み飛ばしていたのだけれど、もう少し深く考えてみることにしたい。 まず、問題を二つに分けてみることにしよう。 なぜ 「母親が」 断ったのか? なぜ阪の求婚を断ったのか? なぜ 「母親が」 断ったのか? 「結婚を申し込むときは第三者を通じて、相手の親に申し出る」 というのが昔の慣習である。この 「第三者」 すなわち間に立って縁談を取りまとめる人のことを仲人という。(もちろん、見知らぬ男女同士を引き合わせて見合いをさせる仲人もいる。)小説でいうと、『細雪』*1

    樋口一葉の「断る力」 - 蟹亭奇譚
    florentine
    florentine 2009/09/19
    「《もう一人の自分》 を描いた作品だったのではないか」
  • 樋口一葉と『文學界』の男たち - 蟹亭奇譚

    『にごりえ・たけくらべ』(新潮文庫)の巻末年譜に、次のようなことが書かれている。 明治二十二年(一八八九) 十七歳 三月、事業は失敗し破産状態となり、一家は神田区淡路町二丁目四番地へ移った。七月、健康を害した父は、死期が迫ったことを知り、子の前途を案じて、渋谷三郎になつ*1と結婚するよう頼んで死んだ。九月、なつは母と妹くにを連れて、債鬼を逃れて虎之助*2のもとに身を寄せるようになった。三郎は、零落した事実を知って、なつとの婚約を一方的に破棄した。 また、ちくま日文学全集 『樋口一葉』 巻末年譜には次の記述がある。 一八九二(明治二十五)年 二十歳 (中略)八月、渋谷三郎が来訪。九月、渋谷三郎を聟に世話しようという話を、母・たき断る。 渋谷三郎のちの阪三郎は、自由党の政治家。大正初期に秋田県知事、山梨県知事をつとめた人物である。 さて、時代はうつって大正11年のこと。山梨県大藤村*3と

    樋口一葉と『文學界』の男たち - 蟹亭奇譚
    florentine
    florentine 2009/09/18
    「せっかくだから袋叩きにしてしまえばよかったのにと思う」そのほうが盛り上がりますよね。にしても、男女の仲とはむずかしきものなり。嘆息。
  • 島崎藤村と樋口一葉 - 蟹亭奇譚

    島崎藤村 『春』(明治41年発表) に、樋口一葉がちょっとだけ登場する。藤村たちが出していた同人雑誌 『文學界』 に一葉が加わったのだ。 舞台は明治28年。「堤さん」 と書かれている女性のモデルが一葉である。以下、岸は藤村、菅は戸川秋骨、足立は馬場孤蝶、市川は平田禿木となっている。 「どうだね、これから堤さんの許(ところ)へ出掛けて見ないか。足立君も行ってるかも知れないよ」 こう菅が言出した。 よく女の力で支えられている家庭が世の中には有る。そういう家庭には、よし男が有っても意気地が無いとか、働がないとかで、気象のしゃんとした人は反(かえ)って女の方にも見受けられる。堤の家も矢張そういう風のところであった。そこには堤姉妹が年老いた母親にかしずいて、侘しい、風雅な女暮しをしていた。いずれも苦労した、談話(はなし)の面白い人達であったが、殊に姉は和歌から小説に入って、既に一家を成していた。こ

    島崎藤村と樋口一葉 - 蟹亭奇譚
    florentine
    florentine 2009/09/17
    馬場孤蝶さん、wikiのお写真みてもなかなかに美形です。西脇順三郎に影響とは素敵v/そして、三点リーダーの連なりが……。
  • 樋口一葉 1895(明治28)年5月10日

    「たけくらべ」で有名な樋口一葉(1872-1896)の見た夜空です。 一葉の残した多数の日記のなかには、月の様子などを記した部分がいくつか残されています。 そんな記述を手がかりに、その夜空をシミュレートさせてみました。 「全集 樋口一葉3/日記編」(1)で、郷丸山福山町住まいの頃を綴った「水の上」期の日記、 「水の上につ記」から明治28年5月10日のなかに次のような部分があります。 十日 姉君来訪。ついで秀太郎も来る。長くあそびたり。日暮れて、馬場君、平田君袖をつらねて来らる。 今日、高等中学同窓会のもよほしありて、平田ぬし其席につらなりしが、少し酒気をおびて、「一人寐ん事のをしく、 孤蝶子を誘ひて君のもとをとひし成り」といふ。 このほどの夜とかはりて、いと言葉多かりし。孤蝶子、例によりてをかしき事どもいひちらす。 哲理を談じ、文学をあげつろうに、ほこ先つよし。 夜はいつしか更けて、十時

    florentine
    florentine 2009/09/17
    たけくらべ、読んだっきり……。
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