今年は小説と絵をバランスよくカキカキしたいなあ ということで、下記の企画に参加します。(思い立ったが吉日☆) 【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 つい最近シビアなSFっぽいの書いたので、もうちょっとスウィートなものを書こうかとホームドラマ的な短編を書いてみました。スウィートとまではいかないけど少しはほんわか仕上げ柔軟剤入りになったと思うんですよ。どうでしょうかw 「さばれもん」 1 窓の光が届きはじめて卓上のチューリップがいっせいに目を覚ます。部屋の一角、長椅子の足元でうつらうつらしていた猫が、勢いよく入ってきた女を微かに睨む。 アロエさんは軽くため息を吐きながら床のくつしたを拾う。ほうっておけばいいのに。 手元のカゴに入れたら、テレビとビデオのリモコンを拾い棚に上げて鼻歌。 「いい天気とは言っていたがまだまだ地面は湿っている時間だ、焦るんじゃ