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2019年10月26日のブックマーク (3件)

  • ガストン・ガリマール | フランス出版の半世紀 | みすず書房

    「なぜガリマールをとりあげたのか。かれがユニークで例外的な人物だったからだ。20世紀初頭の10年間に出版活動に身を投じた人々のなかで、ガリマールは生涯の終りにあたって、自社の部厚いカタログをひもときながら、フランス文学、それは私だということができた唯一の人物であったことはたしかだ。かれ自身は一冊のとて書いたわけではない。が、かれはすべてのに署名している。の表紙の上にではなく下に——あらゆる作家の共有物であるかのように。それがかれの作品なのだ。その数は数百万部に及び、独特の体裁と色彩は、20世紀の教養人たるものの書棚にあってすぐそれと見分けられる。」(著者)ガストンは95歳の誕生日を目前に世を去った。自分と共にその秘密をも墓場の彼方に持ち去った。 書はこの重要でありながらよく知られていない人物について書かれた最初の伝記である。また半世紀にわたるフランスの出版活動についての専門研究でも

    ガストン・ガリマール | フランス出版の半世紀 | みすず書房
  • 細川幽斎、連歌評価の跡を発見 京都の旧家に助言書き込んだ巻物 | 共同通信

  • 龍彦親王航海記 - 白水社

    【第71回読売文学賞(評論・伝記賞)受賞】 没後なお人気の高まる不世出の異才の生涯 作家の最晩年に編集者として謦咳に接した著者による初の伝記。未公開資料と知られざる逸話を交えながら、不世出の異才の生涯を辿る。 「伊達の薄着」の美学 2019年は澁澤龍彥の生誕91年目にあたる。生前に残した膨大な作品群は根強い人気を誇り、今なお若い読者を惹きつけてやまない。書は、澁澤と交流をもった最後の世代の編集者であり、2006年に『書物の宇宙誌 澁澤龍彥蔵書目録』を編纂した著者が、知られざる逸話を交えながら不世出の異才の歩みを明らかにする初の試みである。 生い立ちと幼少年期、多感な青年時代。同時代を生きた盟友、出口裕弘や松山俊太郎、種村季弘、三島由紀夫、多田智満子、生田耕作、加納光於、野中ユリ、土方巽、稲垣足穂、加藤郁乎、池田満寿夫、巖谷國士、唐十郎、高橋睦郎、金子國義、四谷シモンらとの出会い。澁澤が彼

    龍彦親王航海記 - 白水社