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2021年4月12日のブックマーク (2件)

  • 青空文庫収録ファイルの朗読配信について

    ただいま朗読利用や朗読配信についてのお問い合わせを数多く受けておりますが、青空文庫は限られたボランティアで運営しているため、現状なかなかひとつひとつに丁寧なお返事を差し上げることができません。 そこで、恐縮ながらこのページのお知らせをもって回答に代えさせていただきます。 Q:青空文庫にある作品を朗読したいのですが…… A:「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」(https://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html)に従って、どうぞご活用ください。 「青空文庫FAQ」(https://www.aozora.gr.jp/guide/aozora_bunko_faq.html#midashi1060)より 青空文庫に収録されている著作権保護期間満了した作品については、事前の許諾なく、有償無償を問わずご利用いただけます。著作権保護期間中の作品であっても、広く自由利

  • 谷崎潤一郎 少将滋幹の母

    此(こ)の物語はあの名高い色好みの平中(へいじゅう)のことから始まる。 源氏物語末摘花(すえつむはな)の巻の終りの方に、「いといとほしと思(おぼ)して、寄りて御硯(おんすゞり)の瓶(かめ)の水に陸奥紙(みちのくがみ)をぬらしてのごひ給へば、平中がやうに色どり添へ給ふな、赤からんはあへなんと戯(たはぶ)れ給ふ云々(うんぬん)」とある。これは源氏がわざと自分の鼻のあたまへ紅(べに)を塗って、いくら拭(ふ)いても取れないふりをして見せるので、当時十一歳の紫(むらさき)の上(うえ)が気を揉(も)んで、紙を濡(ぬ)らして手ずから源氏の鼻のあたまを拭いてやろうとする時に、「平中のように墨(すみ)を塗られたら困りますよ、赤いのはまだ我慢しますが」と、源氏が冗談を云うのである。源氏物語の古い注釈書の一つである河海抄(かゝいしょう)に、昔、平中が或る女のもとへ行って泣く真似をしたが、巧(うま)い工合に涙が出

    florentine
    florentine 2021/04/12
    谷崎で一番好きなのこれかもしらん