国会では「森友問題」の追及が続き、安倍政権の支持率も急降下。しかし、3月末には自民党憲法改正本部が自衛隊明記など「改憲4項目」に関する条文案を作成、党大会では安倍首相が改めて決意を表明するなど、「改憲」を急ぐ動きはいまだ止まりそうにありません。この動きがさらに加速して、「改憲」が現実のものとなったら、いったい何が変わってしまうのか。『憲法と政治』などの著書もある憲法学者の青井未帆さんに、自民党が掲げる「改憲4項目」について、改めて検証いただきました。 ※インタビューは、条文案などが示される以前の1月末に行いました。 憲法を支える土台が、どんどん崩れてきている ──青井先生には自民党が憲法改正草案を発表した2012年にも一度インタビューをさせていただいています。そこから政権交代があって自民党が再び与党となり、憲法をめぐってもさまざまな動きがありました。まず、この5年あまりを振り返ってどんな印
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