安倍晋三元首相の国葬実施が閣議決定された22日朝、東京・永田町の首相官邸前で市民団体が抗議集会を開いた。 「許すな!憲法改悪・市民連絡会」など都内で活動する11の市民団体が企画し、約400人(主催者発表)が参加。「国葬NO!」「税金使わないで!」などと書かれたプラカードを手に、「反対世論の声を聞け」「国葬の政治利用、許さない」とシュプレヒコールを上げた。 東京都台東区から駆けつけた無職神田さよ子さん(70)は「新型コロナ禍で入院できない人、生活が苦しい人もいるのになぜ多額の国費を費やすのか。事件自体は気の毒だが、別問題だ」と語気を強めた。同連絡会の高田健共同代表は「法令上の規定もないのに、国会を開かずに一方的に閣議決定するのは民主主義に反する。世論の分断と対立もあおりかねない」と訴えた。
ロシアのウクライナ侵攻により、もうヨーロッパが戦争の舞台になることはないという能天気な思い込みは、みごとに吹き飛ばされてしまった。 陸続きのフランスはウクライナからこれまで約10万人の難民を迎え入れている。今後、この悲惨な戦争はいつまで続くのだろうか。 そんな折、20世紀を代表する大作家のひとりルイフェルディナン・セリーヌ(1894~1961)の『Guerre(戦争)』が刊行された。 『夜の果てへの旅』などで知られるセリーヌは、良識あるブルジョア階級の人々が目をむくような俗語や卑語を駆使した斬新な文体で、フランス文学に大革新をもたらした作家だ。ふたつの世界大戦を生き、自身の戦争体験に題材を取って数々の傑作を世に送り出した。 一方で、反ユダヤ的な評論をいくつも書き、44年6月に連合軍がノルマンディーに上陸すると、自ら身を案じてフランスを脱出。デンマークに亡命した「問題作家」でもある。セリーヌ
東京大医科学研究所などの研究チームが、新型コロナウイルスの治療薬7種でオミクロン株の派生型「BA・5」への有効性を調べたところ、少なくとも4種は細胞を使った実験で有効だったと、21日付の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表した。 【図解】変異株と変異種の違い この4種は、中国で見つかった最初の株と同様の効果を示す可能性があるという。 治療薬には、ヒトの細胞への侵入を防ぐ「抗体薬」と、細胞に侵入したウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」がある。抗体薬も抗ウイルス薬も「BA・5」への有効性は分かっていなかった。 そこで研究チームは、抗体薬や抗ウイルス薬計7種に関して、培養したサルの腎臓の細胞を使って有効性を調べた。新型コロナウイルスと治療薬を混ぜて細胞に加え、ウイルス量を半減させる治療薬の濃度を確認し、中国で見つかった最初の株への有効性と比較した。 その結果、抗体
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