平安の「恋多き女」は「男の不実」を嘆く 女房は「非正規雇用の派遣」 顔がわからないネット恋愛状態 「犯される」というのは「顔を見られる」こと BL『源氏物語』 性のタブーのない日本 (集英社新書) 作者: 橋本治 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/11/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 平安の「恋多き女」は「男の不実」を嘆く [求愛する男と顔を見せない高貴な女の間をとりもつ女房は]顔こそは見せはしないけれど、人にたやすく「気配」は感じられてしまう存在で、だから男からは軽く見られ、そのことに対して、宮仕えする女房だった清少納言は怒っています (略) 顔を見られることを怖れる女達は(略)基本的に物陰にいる。自分の姿が見られないようにして男の姿を見ている。これが進めば、物陰に隠れて、そこを通りかかる男に声を掛けて、「なによ、ちゃんと答えられないの?サイ