肩書は民族音楽学者、作家、そしてシャーマン。意識の限界を広げるこの古来の技術に秘められた治療効果について、研究者や医者と連携し探求を続ける女性が、ジャーナリストのエリザベート・カンとともに私たちを直感の世界に導いていく。現実がいつもと違って見えてくる。 コリンヌ・ソンブラン。 photo : Marechal Aurore/ ABACA Press 2001年は人間の進化にとって記念すべき年となるのだろうか? ちょうど20年前のこの年、徹底的に構造化された思考回路を持つ、あるヨーロッパ女性が、シャーマンの儀式でトランス状態を体験した。 その後、彼女は長いイニシエーションの旅に出る。トランスは認知現象であり、科学や治療に応用すれば無限の可能性が広がると確信するコリンヌ・ソンブラン(1)は、現在、世界中の研究者と連携して実証を進めている。 命あるものと新しい関係を結ぶために、土着のアニミズム的