てんゆうあん(天祐庵) 東京浅草寺境内伝法院にある茶室。 この茶室はもと名古屋の牧野作兵衛が天明の頃(1774-1788)造営された表千家不審庵写しの席であったが、大正5年(1916)高橋箒庵の勧めで東京向島の徳川邸内に移されて嬉森庵と呼ばれていた。 その後津村邸内に移築し、大正12年(1923)の大震災に免れたというので箒庵が改めて天祐庵と名づけ、また今回の戦災にも免れた席で、不審庵写しの席としては最古のもので昭和33年現在の地に移築された。 浅草の水戸徳川家→目黒区青葉台のツムラ邸→浅草寺という来歴。 牧野作兵衛が最初どこに建てたかは不明。 http://www.senso-ji.jp/guide/denbouin.html 非公開だが、たまに公開しているらしい。 浅草の徳川邸にあったら間違いなく大震災で焼失していたんだから、ラッキーな茶室である。 とうようぼう(東陽坊) 京都建仁寺方