随分前の話になるが、3月出張で東京に行ったとき、駅で巨大な「ウルビーノのヴィーナス」の広告を見た。上野の国立西洋美術館で開催中の展覧会(5月18日まで)の広告だ。 国立西洋美術館ーウルビーノのヴィーナス:美の女神の系譜 極端なサイズというのは、人間の固定観念を打ち破るいい手段なのかもしれない。 この広告の狙いが、有名なヴィーナス像や古典的裸婦像に対する先入観をリセットし、初めて見るような驚きの目でこのヴィーナスを眺めさせることにあったのなら、成功してるなあ、と思った。 デンと横たわったメガサイズのヴィーナスは、 「16世紀ベネチア派の傑作です美しいです素晴らしいです後代の裸婦像に決定的影響を与えた歴史的作品ですどうですかこの輝く肌の色彩は時代を超えた女性美です(エロではありません)美なのです芸術です」 という固定観念に大人しく収まらない迫力があるような気がした。 しかし、じゃあ、現代ではち
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